The Star Money - Wikipedia 星の銀貨 星の金貨

The Star Money - Wikipedia


The Star Money

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The Star Money
Illustration by Heinrich Vogeler
Folk tale
NameThe Star Money
Also known asThe Star Talers
Aarne–Thompson groupingATU 779
CountryGermany
Published inGrimms' Fairy Tales
West German stamp illustrating "The Star Money"

"The Star Money" or "The Star Talers" (German: Die Sterntaler) is a German fairy tale collected by the Brothers Grimm in Grimm's Fairy Tales.[1]

It is Aarne-Thompson type 779, Divine Rewards and Punishments.[2]

Synopsis

A goodhearted orphan girl has only her clothing and a loaf of bread that a kind soul has given her. She goes out into the countryside to see what might happen. She gives a hungry beggar her bread, and to three cold children she gives her winter hat, her jacket, and her dress. After wandering into a forest, she sees a naked child begging for a shift (long undergarment), and since it is dark and she cannot be seen, she gives her own away. As she stands there with nothing left at all, suddenly stars fall to earth before her, transforming into talers (silver coins), and she finds herself wearing a new dress of the finest linen. The story ends with her being rich.

Other adaptations

There is another known version of this tale. It tells of a beautiful young girl named Natalie whose parents have fallen ill. She is sent to find a doctor, and meets many begging people along the way. She gives away everything but her shift, and when in the forest she meets yet another begging child asking for her shift. Natalie strips naked and gives her shift away, and then ends up spending three days and nights in the forest. On the fourth day, she is swimming in the lake and is greeted by her guardian angel, who tells her soon her generosity shall be rewarded. With that she leaves a towel and a clean set of clothing for Natalie. After Natalie dries herself and dresses again, the guardian angel sends stars falling from the sky before her, proven to be silver talers. Natalie gathers them up and after heading back to the village, she pays the doctor, and all goes well for her family, now that they are wealthy.

References


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星の銀貨

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ルートヴィヒ・リヒターによる挿絵(1862年)

「星の銀貨」(ほしのぎんか、独: Die Sterntaler、KHM 153)は、『グリム童話』に収録されている短いメルヒェン。両親を亡くした貧しい少女が、持っていたものを次々に困っている人に与え、最後に星が銀貨となって降ってくる物語である。

日本語では「星の銀貨」の題で翻訳・再話される一方、「星の金貨」の題で紹介される例もある。小峰書店は小澤昔ばなし研究所による再話を『星の銀貨』の題で刊行しており、福娘童話集は「星の金貨」の題でグリム童話を掲載している[1][2]。

成立

最も古い記録は、ヤーコプ・グリムが1810年に書き留めた手稿(エーレンベルク稿)の8番「貧しい少女」(Armes Mädchen)で、ジャン・パウルの長編小説『見えないロッジ』(1793年)の一節を記憶をもとに抜き書きした、ごく短いメモである[3]。1812年の初版では83番「貧しい少女」(Das arme Mädchen)として「むかしむかし」で始まる昔話の形に整えられ、結末の句(硬質の銀貨、極上の麻、一生の富)もこの版ですでに備わっている。アヒム・フォン・アルニムの短編小説(1812年)のモティーフも加えられている[4]。グリム兄弟は初版の注で、あいまいな記憶をもとに書き留めたので誰か補足・訂正してほしい、と述べている[5]。

出どころについては、兄弟が子ども時代を過ごしたシュタイナウでゴットシャルク夫人から聞いたのではないか、その夫人がすでにジャン・パウルを読んでいたのではないか、という推測がある[5](ハインツ・レレケの調査による)[6]。ヴィルヘルム・グリムの子ヘルマン・グリムは母ドロテーア(旧姓ヴィルト)に起源があると回想しているが、ヴィルヘルムの書き込み入り初版本にその指摘はない。虎頭恵美子は、ヤーコプが聞き覚えのある話を書物から再話したと考えるのが妥当だとしている[5]。

1819年の第2版から153番「Die Sternthaler」となった。この版で、「愛する神を信頼して」野に出る、パンを与えるときに「神のお恵みがありますように」と言う、といったキリスト教的な表現が加わり、パンをねだる男の言葉も直接話法になった。[7]森で暗くなってから肌着を渡す際に、少女が「暗い夜だから肌着をあげてもよい」と考える場面は1812年の版からあり、1837年の第3版でこれに「誰も見ていない」という一句が加わった[8]。第4版(1840年)と第5版(1843年)はほぼ同文で、以後の改訂は主に句読点や綴りの調整である[9]。兄弟は、第2版から子ども向きの話を選んだ「小さい版」(『グリム童話名作選集』)にもこの話を収めている[10]。

題名の Taler(ターラー)は銀貨の単位で、ボヘミアの鉱山町ヨアヒムスタールにちなむとされる。虎頭恵美子は、日本では「星の銀貨」と訳されることが多いが、「星のターラー銀貨」のほうが原語に近いとしている[5]。

あらすじ

ヴィクトール・パウル・モーン(ドイツ語版)による挿絵(1882年)

両親を亡くした貧しい少女がいた。住む部屋も寝床もなく、身につけた衣服と、情け深い人からもらったパンひとかけらのほかには何も持たなかったが、心の素直な信心深い子であった。少女は神にすがる思いで、ひとり野原を歩いていく。

途中で空腹の男に出会うと、少女はパンをすべて与えた。続いて、頭が寒いと泣く子どもにずきんを、着るものがなく震えている子どもに上着を、スカートをほしがる子どもにスカートを、それぞれ脱いで与えた。

やがて森にたどり着くころには、あたりはすっかり暗くなっていた。そこへまた別の子どもが現れ、肌着をねだった。少女は「こんなに暗ければ、誰にも見られないだろう」と考え、肌着も脱いで与えてしまう。

すべてを失った少女が立ちつくしていると、空から星が降ってきて、白く輝く銀貨となった。気がつくと、少女は上質な麻の新しい肌着を身につけていた。少女は銀貨を拾い集め、生涯豊かに暮らした[11]。

特徴

ハインリヒ・フォーゲラーによる挿絵(1907年)

グリム童話の中でも特に短く、ほとんど筋の展開がない作品である。小澤俊夫は、星が降って銀貨に変わるという筋が、日本の昔話に多い「死んで星になる」結末とは大きく異なり、ヨーロッパの昔話としても例の少ない型であると指摘している。小説に由来する話であるため、昔話としては洗練されすぎており、創作文学的な雰囲気を持つという[12]。

一方、昔話の語法の面では、主人公が少女一人である「孤立性」と、衣服が肌着までなくなる「完全性」を備え、その極点で星が銀貨に変わる転換が起きる点で、よくできた構成だと評されている[13]。

版を重ねるごとに文章語として整えられ、会話体が取り入れられるなどして、創作児童文学的な性格が濃くなったとも指摘されている。特に第2版では、子どもの教育に関心を持ち始めた母親たちを意識して、キリスト教的で教育的な配慮が加えられたようだとされる[14]。

日本語訳

  • 楠山正雄訳「星の銀貨」(青空文庫、底本:小峰書店、1949年)
  • 金田鬼一訳『完訳グリム童話集』(岩波文庫)
  • 小澤俊夫監訳『語るためのグリム童話7 星の銀貨』(小峰書店、2007年)
  • バーナデット・ワッツ絵、大塚典子訳『星の子ども』(冨山房企畫、2024年)[15]

関連項目

  • 『フルーツバスケット (漫画)』 - 高屋奈月の漫画。作中に「ある旅人が悪人や魔物にだまされて何もかも奪われて……」という寓話「世界で一番バカな旅人」が登場する。[16]本作との関連[要出典]
  • 『わらしべ長者』 - 日本のおとぎ話の一つ。ある貧乏人が物々交換の末に大金持ちになるという話。本作との関連[要出典]
  • 『ドラえもん』 - 「なぜか劇がメチャクチャに」(第28巻)では、のび太の望む劇を選ぶ機械により『星の銀貨』の劇が始まり、しずかが演じる少女が男(ジャイアン)やおばさん(ドラえもん)らに次々と衣服を与えていく展開がある。[17]
  • 星の金貨 - 日本テレビで放送されたテレビドラマ。

脚注

  1. “星の銀貨”. 小峰書店. 2026年10月29日閲覧。
  2. “星の金貨”. 福娘童話集. 2026年10月29日閲覧。
  3. 虎頭 2000, pp. 46–47.
  4. 虎頭 2000, pp. 46, 48.
  5. 虎頭 2000, p. 46.
  6. 間宮 2007, p. 391。小澤 2007, pp. 4–5による引用。
  7. 虎頭 2000, pp. 48–49.
  8. 虎頭 2000, p. 50.
  9. 虎頭 2000, pp. 50, 67.
  10. 虎頭 2000, p. 51.
  11. グリム兄弟. “星の銀貨”. 青空文庫. 2026年10月29日閲覧。底本:『世界おとぎ文庫(グリム篇)森の小人』小峰書店、1949年。
  12. 小澤 2007, pp. 4–5.
  13. 小澤 2007, p. 5.
  14. 虎頭 2000, pp. 51, 67.
  15. “星の子ども”. 国立国会図書館サーチ. 2026年10月29日閲覧。
  16. 高屋奈月『フルーツバスケット』 第3巻、白泉社〈花とゆめコミックス〉。
  17. 藤子・F・不二雄『ドラえもん』 第28巻、小学館〈てんとう虫コミックス〉、1983年。ISBN 9784091405081。初出:『小学四年生』1981年11月号。

参考文献

  • 虎頭, 恵美子「グリム童話の変遷―KHM 153 Die Sterntaler を例に 8つの版を比較考察」『学習院大学ドイツ文学会研究論集』第4号、2000年、43-67頁。
  • 小澤, 俊夫 (2007年8月28日). “昔話が語る天体” (PDF). 国際子ども図書館. 2026年10月29日閲覧。(国際子ども図書館展示「大空を見上げたら―太陽・月・星の本」関連講演会の講演記録。頁は同PDFの頁)
  • 間宮, 史子『白雪姫はなぐられて生き返った:グリム童話初版と第二版の比較』小澤昔ばなし研究所、2007年。

外部リンク

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